島根県と太陽光発電

島根県は、原子力発電に対して比較的好意的な世論が生きていた地域であっと言うべきでしょう。
島根原子力発電所(しまねげんしりょくはつでんしょ)は、島根県松江市鹿島町(旧八束郡鹿島町)の中にあります。
そして「日本で一番県庁所在地に近い原発」と言われていた事がありました。
それくらい、島根の街の人たちと運命共同体のようなして今まで年月を経てきたと言えるでしょう。
今は、日本で唯一、県庁所在地に立地する原子力発電所となりましたが、都心に有る原子力発電所であるというのは変わりません。
2年前の東日本大震災以来、日本はすっかり変わりました。
そして日本中を未曾有の恐怖に陥れたあの大災害以降、日本の原子力発電依存過多の電力事情は、大きく変わらざるを得ない状況となりました。
放射能の恐ろしさが、骨の髄までしみわたり、脱原子力、NO MORE 原発が 共通の合い言葉にすらなってしまいました。
その為各地で反原子力、ストップ原発の住民活動が巻き起こり、計画されていた新しい原子力発電所の建設は無条件に中止、今稼働している原子力発電所も近い将来閉鎖の計画立案が相次いでいます。
宮崎県においては、住民が主体の大掛かりな反原発活動が展開され、その影響力は市長戦にまで影響を及ぼすほどでありました。
そういうム-ブメントは流石に、原子力発電所にかんしては、比較的鷹揚な態度を維持していた島根県ですら、届きます。
島根原子力発電所の3号機は,平成18年10月から本工事を実施して、大半が完成していましたが、取りあえず工事中断となっています。
完成度は一説には95%程であるとも言われています。
代替原子力発電の最有力候補として取り上げられる太陽光発電への取り組みについては、島根では独特のやり方を採用しています。
所謂メガソ-ラ-を建設するのに、地元の大手企業というものがあまりなく、しかしながらソ-ラ-パネルを数多く並べることの出来る遊休地はあります。
そこで島根県が行政として取り組んでいるのは、
遊休地の多い島根県西部に民間企業による大規模太陽光発電(メガソーラー)事業を誘致することでした。
江津市の地場企業2社、吉賀町には広島市の企業が進出してきています。
電力会社1キロワット時当たり42円と高い固定買い取り制度が追い風になっています。
大手企業がふんだんに県内に存在し、遊休地がふんだんにある地区ではメガソ-ラ-は作りやすいですが、そうでなくても島根県のように工夫することでメガソ-ラ-の建設は可能であることを示してくれたいい事例でしょう。